6月4日は虫歯予防の日です
6月4日から10日までの1週間は、『歯と口の健康週間』の日です。口の中の衛生と健康に意識を持って、早期発見・早期治療、早期予防に務めるようにと日本医師会等が定めた週間です。
日本は、長寿大国でありながら、日本人の歯の寿命は平均50〜65年で、早くから歯を失う方も多いそうです。健康な歯でいる事は、『なんでもよく噛んで食べる』という行為を大切にします。それは、食生活を豊かに、バランスよく食べれると同時に、健康の維持・病気の予防にもつながります。その為にも、毎日の歯磨きケアがとても大切ですね。
〈年齢別の虫歯とケア〉
1歳半〜3歳頃は、前歯が虫歯になりやすく、3歳〜5歳頃は、奥歯が虫歯になりやすいです。
特に、幼児期は、最も虫歯になりやすい年齢であり、お子さんのお口の中の把握とケアがとても大切になってきます。お子さんが歯磨きをした後は磨き残しがないか、仕上げ磨きをしてあげましょう。
小学生からは、乳歯が永久歯へと生え替わります。
生えたての永久歯は、虫歯になりやすく、歯ブラシが届きにくいので注意が必要です。全ての歯が生え変わるまでは、乳歯と永久歯が混在して、歯並びに凹凸があるため、歯垢が貯まりやすく、虫歯や歯肉炎を起こしやすいです。しっかり磨けているか、家族の方がチェックして、磨きが足りない部分は手伝ってあげるといいですね。
小学生高学年以降は、歯磨きを自分で磨き、本人に任せる事も多くなってきます。食事の後のエチケットとして、歯磨きを習慣化にできるようしましょう。定期的な歯の健診をしていくといいですね。
虫歯を予防するためには‥(図1・図2)
- 歯磨きをしっかりしましょう。十分に歯磨きができないおこさんは、仕上げ磨きをしてあげましょう。
- 糖分は、虫歯菌が好むので、甘い食べ物をできるだけ控えましょう。
- 食事やおやつをだらだら食べるのではなく、時間を決めて、間隔をあけて食べましょう。
- 食後のお口の中は、虫歯になりやすい環境になっています。お口の中の環境が整うのが、1時間かかります。決まった時間に食べる習慣をつけていきましょう。
- よく噛んでたべましょう。よく噛んで食べる事によって、唾液の分泌を多くします。唾液の成分には、カルシウムとリンが含まれています。また、お口の中の環境を整えるのに大切な働きをしています。
虫歯を予防する為にも、定期的な健診を心掛けましょう。
虫歯になりやすい子(図1)虫歯になりにくい子(図2)で表現しています。
(図1)
(図2)