咽頭結膜熱(プール熱)について
昼と夜の寒暖差など季節の変わり目で体調を崩しやすい時期です。今流行っている咽頭結膜熱(プール熱)について理解を増やし健康に過ごしましょう。
看護師からのポイント!
◉ 咽頭結膜熱の原因となるアデノウイルスは、アルコール消毒が効きにくく、塩素系の消毒が有効です。また熱に弱い特性もあり、熱消毒も効果的です(目安は85℃で1分間以上)。食器などは食器洗浄乾燥機などをご使用されると安心です。 またお持ちでない場合は次亜塩素酸ナトリウム0.1%(ミルトンやハイターなど)での消毒されると簡潔ですよ。そして、天日干しでは完全に死滅せず、乾燥状態でも10日ほど生存する可能性があるといわれていますので、ご注意ください!
衣類の洗濯は、①分けて洗う②衣類乾燥機を使う③消毒後一緒に洗う(90度以上の熱湯に5秒浸ける、または次亜塩素酸ナトリウムを含んだ塩素系漂白剤での消毒)などの対策をしましょう!
◉基本的な生活習慣を大切に!
アデノウイルスには特効薬はなく、ほとんどの場合自然に治る病気ですが、長い期間の高い熱は子どもには、とてもきついです。感染を拡大させないためにも、流水によるしっかりとした手洗い、うがいと共に、睡眠・食事のバランスを心がけましょう。
◉アデノウイルスは本人の症状軽快後も、便からは3~5週間排泄されます。保護者また保育者が二次感染を起こさないよう、お子さんの症状軽快後も処理方法に気をつけましょう。
症状:発熱、のどの痛み、目の充血、目やに、下痢などの腹部症状など
潜伏期間:5〜7日
登校・登園基準:
主要症状が消退した後2日を経過するまで。
※目安としては、解熱してから2日間は休む必要があります。
あゆみキッズでもお預かり可能な病気です。ご希望の際は、病院を受診後、電話でご連絡ください。