「新型コロナウイルス感染症について」

※まず、新型コロナウイルス感染症は、我が国において、現在、流行が認められている状況ではありません。

※必要以上に怖がらず、風邪や季節性のインフルエンザと同様に、一人一人が咳エチケットや手洗いの徹底を心がけることが大切です。

(コロナウイルスとは?)

・人や動物の間で広く感染症を起こすウイルスです。

・これまでに、人に感染症を起こすコロナウイルスは6種類が知られていました。内2種類のSARSやMERS以外のコロナウイルスは、感染しても通常は風邪などの軽い症状で済みます。

・過去に人で感染が確認されていなかったコロナウイルスが原因となる感染症を「新型コロナウイルス感染症」と言います。

(感染経路と潜伏期間)

・現時点では、飛沫感染と接触感染の2つが考えられています。

・基本的にインフルエンザの感染経路と同様です。

・潜伏期間は、はっきりしていませんが、最長で 14日とされています。

(治療)

・今のところ、特効薬はありません。従ってそれぞれの症状に合わせて対症療法で対応していきます。

〜新型コロナウイルスに感染しないために・・・〜

① 手洗いの徹底

・流水と石鹸による手洗いを頻回におこないましょう。(30秒程)

・ドアノブや電車のつり革など、自分の手にもウイルスが付着している可能性があります。

・特に外出先から帰宅した後や、咳をした後などは、まず口や鼻、目を触る前に手洗いを徹底しましょう。

② (普段の健康管理)

・普段から、十分な睡眠、バランスの良いの食事を心がけて免疫力を高めておきましょう。

③適度なな湿度を保つ

・空気が乾燥すると、のどの粘膜の防御機能が低下します。

・乾燥しやすい室内では、加湿器などを使用して適切な湿度(50〜60%)を保ちましょう。

〜マスクの効果は?〜

・マスクは、くしゃみや咳などによる飛沫及びそれに含まれるウイルスの飛散を防ぐ効果が高いとされていますので、咳やくしゃみのある人は、積極的に着用しましょう。

・一方で、予防的にマスクを着用することは、混み合った場所、特に室内の乗り物など換気の不十分な場所では、一つの感染予防対策とは考えられますが、感染の予防はできません。

・逆にマスク着用の安心感から、手洗いや使用後のマスクの処理を怠って感染につながるケースもあります。

・マスク着用時は、鼻、口、顎を覆うこと。特に鼻と口を確実に覆うことが大切です。

・マスク着用時は、なるべくマスクには触らないことが大切です。

・特に口周辺は触らないようにしましょう。

・はずす時は、フィルター部分の表面には触らないようにして外して捨てます。

・外したら、すぐに手洗いをしましょう。

※感染予防として重要なことは、手洗いの徹底、人混みを避けることを念頭において生活することです。